ごうけいほうもんしゃすう

5年6カ月後の藤塚

2016年9月18日 宮城県仙台市若林区藤塚

仙台湾に沿って流れる貞山運河・新堀。その河口部に位置する藤塚を、震災から5年半を経た、ある雨の日に訪ねた。


■船溜と井土浦の干潟

藤塚の集落で使用されていた船溜(ふなだまり)。
橋のように見えるかつてのサイクリングロードは途切れたままだが、その向こうでは、津波によって一時は消滅の危機にあった井土浦の干潟が少しずつ再生しはじめていた。


船溜1 船溜2 船溜3

2007年と2013年の船溜の様子はこちら。



■貞山運河(新堀)

ここは名取川と貞山運河(新堀)との結節点でもある。名取川の向こうは名取市閖上地区。


貞山運河(新堀)河口

貞山運河(新堀)河口から南東の閖上漁港方向を望む。



閖上・名取川の災害復旧工事

名取川の閖上側では水門のゲート設備工事など河川災害復旧工事が続いていた。



■避難の丘

津波発生時の緊急避難先として、また、蒲生から藤塚に至る貞山運河沿いの海岸公園再生計画の一環として、仙台市が海岸公園エリア内4カ所に建設を計画している「避難の丘」。そのひとつが藤塚にも建設されていた。
藤塚の「避難の丘」は、震災の記憶を伝え、井土浦の干潟を眺望できるスポットとしての機能をも備えた場所になるという。


「避難の丘」遠景

左手が貞山運河。南の閖上方面を望む。


「避難の丘」登り口

丘の高台部分は海抜15m。まだ整備中で登ることはできなかった。


「避難の丘」裏側

登り口の裏、内陸側から見た様子。



津波パネル全体 津波パネル説明アップ

避難の丘の登り口前には、津波の高さと浸水域を示すパネルが設置されていた。


■五柱神社

津波で鳥居も社殿も流失し、社殿の背後の松の木だけが残っていた五柱(ごちゅう)神社は再建されていた。しかし、津波に耐えた松の木は失われ、狛犬以外の石灯籠や碑文などは倒れたり損壊したままになっている。「避難の丘」は神社の鳥居の前に築かれていた。


五柱神社全貌

五柱神社の来歴や2013年の様子はこちらから。


■かさ上げ工事

移転促進区域となった藤塚では、各所でかさ上げ工事が進んでおり、地区のいたるところで盛り土を目にした。


五柱神社の周囲の盛り土

五柱神社の周囲でもかさ上げ工事が始まっていた。


土手から見たかさ上げ工事の様子

貞山運河の土手から西方向(内陸側)を望む。


柵の向こうの盛り土

仙台市による、移転跡地買取りが完了した土地であることを示す柵が随所に張り巡らされていた。


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