大きな余震のせいで、もう一度、自宅や職場などを片付けることになり、これまでの疲れが一気に出ました。この頃には、仙台市内の復旧が遅れていた地区でも都市ガスが使えるようになり、ようやく自宅のお風呂に入れた人もいたようです。
震災前のようにガスや水道が自由に使えるようになっても、毎日続けていたお風呂やトイレでの節約は既に習慣になっていました。相変わらず余震が続く日々に、ずっとこのままなのだろうかと思っていた頃、桜が咲きました。
それでも時は進み、春が来るのだと思えました。
「3がつ11にちをわすれないためにセンター活動報告冊子(2015年2月発行 )」
「桜(p38-39)」の解説より