今回の震災は広範囲に被害をもたらしました。被害を受けた場所がどう変わったか、もしくは変わらなかったかをわかりやすく伝える有効な手段が定点観測写真です。
津波被害や建物の倒壊などから復旧していく様子だけではなく、スーパーの行列の変化のように、人の営みをとらえた写真も寄せられています。
また、まちづくりを専門とするあるNPOでは、震災前の集落の写真を見つけ、その写真と同地点のその後を記録する定点観測撮影を続けています。その記録は、津波で失われる前の集落と、その後の様子を比較することができる貴重な資料となります。
「3がつ11にちをわすれないためにセンター活動報告冊子(2015年2月発行 )」
「定めた点から観て測る(p42-45)」の解説より