地震によって、食器が割れて散らばり、家具や什器が倒れ、誤作動したスプリンクラーから水が吹き出し、吊り天井は落下……建物の中はどこもぐちゃぐちゃ。度重なる余震はいつになったら止むのか、また、揺れのさなかは、建物の中にいて大丈夫なのかどうかもわかりません。
人びとはより安全そうな場所を求めて、行きつけのカフェや地域の集会所、役所や学校などの公共施設、あるいはオフィスやホテルなどにも向かいました。人で溢れかえり、横にもなれないような場所もありました。避難所となった小学校のグラウンドは、避難してきた人の車で溢れていました。
「3がつ11にちをわすれないためにセンター活動報告冊子(2015年2月発行 )」
「安心できるところに(p18-19)」の解説より