ごうけいほうもんしゃすう

キーワード : 石碑

津波の被害に遭った沿岸部を訪ねると、明治・昭和の三陸大津波の被害や教訓を今に伝える石碑を見かけることがあります。
牡鹿半島に位置する石巻の小渕浜地区の五十鈴神社にも、本殿の建つ高台へ向かう参道脇の石碑に次のような文字が彫られていました。
  一 地震があったら津波の用心
  一 津波が来たらこれより高い所へ
  一 危険区域内に住居をするな
こうした警句を伝える石碑の数々は、今回は津波が到達せず無事だったものもあれば、津波で倒されそのままになっているもの、刻まれた文字が歳月を経て摩耗し読みにくくなっているものなど、場所によってさまざまな様子がみられます。

石碑

3がつ11にちをわすれないためにセンター活動報告冊子(2015年2月発行 )」
「石碑(p48-49)」の解説より

女川町高白浜の津波の碑と漁港のようす

女川町高白浜の津波の碑と漁港のようす

津波の教訓や慰霊のための石碑は、沿岸部のあちこちに点在しています。女川町で震災後に確認された昭和三陸地震津波の8基の石碑には共通の文言が...

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石巻住吉神社と袖の渡

石巻住吉神社と袖の渡

2011年4月10日。石巻市の住吉神社と「石巻」の由来になった「波が渦を巻いていた石」という「巻石」近くの袖の渡り。この場所は松尾芭蕉も...

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石巻市小渕浜五十鈴神社の津波の碑

石巻市小渕浜五十鈴神社の津波の碑

牡鹿半島にある石巻市小渕浜の五十鈴神社。その鳥居の内側にも、沿岸部に数多く作られた昭和三陸地震津波の石碑がありました。▲2011年7月1...

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5年6カ月後の藤塚

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仙台湾に沿って流れる貞山運河・新堀。その河口部に位置する藤塚を、震災から5年半を経た、ある雨の日に訪ねた。■船溜と井土浦の干潟藤塚の集落...

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仙台市沿岸部の震災記念碑(中野地区)

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快晴となった2016年8月11日、仙台市宮城野区に位置し、津波により大きな被害を受けた中野地区で、「中野地区地域モニュメント」(仙台市震...

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萱浜の記憶

萱浜の記憶

萱浜で生まれ育った上原義直さん。東日本大震災が起こるずっと前から地域のことを調べ続けてきた上原さんに2011年におきた震災当時の様子を伺...

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気仙沼大島の津波の碑

気仙沼大島の津波の碑

宮城県気仙沼市に属する離島、大島は、近代以降においては明治三陸地震津波、昭和三陸地震津波などを経験しています。島であることからか、「みち...

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閖上に残る津波の碑

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閖上には、その名の由来のひとつに、平安時代の貞観地震の際、浜に十一面観音像が「ゆりあげられた」ため「ゆりあげ浜」と呼ばれるようになったと...

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藤塚 五柱神社

藤塚 五柱神社

名取川の左岸、閖上の北側に位置する70軒ほどの家が密集していた藤塚(ふじづか)という古い集落には、五柱(ごちゅう)神社という神社がありま...

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名取川沿いに残る昭和三陸津波の到達碑

名取川沿いに残る昭和三陸津波の到達碑

昭和8年3月3日の地震で発生した大津波も東日本大震災の津波と同じく川を逆流しました。宮城県の仙台市・名取市を経て仙台湾にそそぐ名取川河畔...

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大島寸景

大島寸景

2011年8月28、29日の気仙沼大島。大島に到着したフェリーからの眺め。大島へは気仙沼よりフェリーで30分ほど。港にがれき置き場が見え...

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センターについて

せんだいメディアテークでは、市民、専門家、スタッフが協働し、東日本大震災とその復旧・復興のプロセスを独自に発信、記録していくプラットフォームとして「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(わすれン!)を開設しました。

3がつ11にちをわすれないためにセンター
(せんだいメディアテーク 企画・活動支援室内)

〒980-0821 宮城県仙台市青葉区春日町2-1

TEL 022-713-4483

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