ごうけいほうもんしゃすう

2013年6月の深沼海水浴場

「松林を抜けるとそこが海」。

震災前を知る人の多くが口にするその松林は津波にさらわれ、なぎ倒された。宮城県の海水浴場は未だ遊泳禁止の所が多い。深沼海水浴場もまた海に入ることは禁じられていた。

深沼海水浴場入口

深沼海水浴場入口。かつては松の枝が頭上を覆ってトンネルのようだった。今は遊泳禁止の看板が立つのみ。


深沼海水浴場入口付近の松林

豊かだった松林もいまはまばら。


深沼海水浴場

人影のない砂浜。遠くに重機が見える。


海岸付近で作業をする重機

重機は防波堤を作っているのだろうか。


基礎だけが残された住宅

海に背を向ければ家の基礎のみが残る。奥にあるのは荒浜小学校。現在は小高い場所のない荒浜地区の避難タワーになっている。


荒浜慰霊塔

慰霊塔と聖観音が立てられていた。


荒浜の風景

砂浜からふり返れば聖観音が宅地跡や墓地など人の営みがあった場所を見つめているようだった。奥には土地かさ上げ用の盛土らしきものも見える。

 

※この写真は、2013年6月15日、29日にNPO法人20世紀アーカイブ仙台が企画した「もう一度見てみよう3.11ツアー」に参加した際に撮影したものです。

センターについて

せんだいメディアテークでは、市民、専門家、スタッフが協働し、東日本大震災とその復旧・復興のプロセスを独自に発信、記録していくプラットフォームとして「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(わすれン!)を開設しました。

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