2014年2月5日
校舎のあちこちに
名前のシール
はがれないシール
消えない名前
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あとがたり 廊下には名前のシールが残っています。津波は2階の天井まで到達しています。窓ガラスもないため、13年以上雨風に打たれています。それにもかかわらず、きれいなまま残っています。今でも子どもたちが登校しているみたいに。 これは新学期に担任の先生が貼るシールです。名前を覚えながら「今年はこんなクラスにしたいなぁ」と一枚一枚願いを込めて。私もそうでした。 毎年、新任教員の研修が大川小学校で行われています。先生にとって、新学期にシールを貼るのが最初の仕事。新任の先生には「みなさんも新学期にシール貼ったでしょ」と声をかけます。あのシールは津波をかぶっても剥がれないと伝えています。 |
参考:佐藤敏郎のブログ「これまで、ここから~大川小学校のこと」
https://korekoko.blogspot.com/
写真提供:大川伝承の会(2014年12月30日撮影)
「節目のテキスト」
2013年11月(2013年11月)「この会(小さな命の意味を考える会)を作った経緯」
2014年2月(2年11ヶ月)「名前のシール」