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〈終了〉草アーカイブ会議 Grassroots Archive Meeting

考えるテーブル

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アーカイブは誰のもの?
風景、物語、暮らし、災害、戦争など、地域での出来事について記録し伝える取り組みが各地で行われています。今回は、アーカイブ活動における記録・収集・整理・利活用の各場面で、専門家だけでなく、その地域に住むさまざまな立場の方々が一緒に関わりながら、記録物を育てているような活動を紹介し、その方法や課題を共有します。
そして、東日本大震災からこれまでに試行錯誤してきた活動を振り返りつつ、これからさらに時間が経過していく中で、誰が誰のためのアーカイブをどのように育てていくのかを来場者とともに考えます。

 

草アーカイブとは_[草=草の根=Grassroots]野球には、一流の技や勝ち負けを競う「プロ野球」と、上手い下手にかかわらずいろんな人が混ざって楽しむ「草野球」があります。次の世代に過去・現在の記録を伝える「アーカイブ」づくりも、専門家=プロだけに任せっきりにするのではもったいない。誰もが関わることができる、ごく日常的な文化活動としてのアーカイブ。それが「草アーカイブ」です。

 

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Grassroots Archive Meeting
【接尾辞】「図」「書いたもの」「記録したもの」の意
例 diagram, telegram, videogram

 

日時_2016年3月12日(土)15:00-18:00
場所_せんだいメディアテーク<1階>オープンスクエア
参加無料/申込不要/直接会場へお越しください

 

15:00- はじめに
15:10- 1部_各活動の紹介
16:10- 2部_草アーカイブの育て方 〜 コツのコツ
それぞれの活動経験の中から草アーカイブをつくるうえで大切なポイントを確認・共有していきます。
17:30- 3部_「時間」を考える
草アーカイブが対象とする「出来事」から「時間経過」していく中で、どのように活動していくかについて考えます。

 

関連キーワード
記録 収集 整理 保存 資料化 公開 利活用 記録者 記録する動機 携帯電話 ビデオカメラ
定点観測 変わる デジタル アナログ 現用 非現用 史料 まるごと ヒアリング メタデータ
データベース 分類 ボランティア 専門家 草 協働 コスト 権利 所有 共有 分有 本
ウェブサイト 展示 上映会 伝える 伝わる 表現 リプレゼンテーション 想起 参加型展示
教えてもらう 対話の場 うつらないこと 文脈化 道具 防災教育 地域に戻す メモリアル施設
循環させる 文化 価値 権力 歴史 物語 集合的記憶 複数の主体 聴く 語る 声 感情
ノイズ アクチュアリティ リアリティ 解像度 肌理 つるつるしたもの 余白 当事者 
へだたり 後ろ向き 記録 心に帰る 記憶 穴 忘れる

 

話題提供者
田中  洋史
長岡市立中央図書館文書資料室室長。2004年、新潟県中越大震災を機に「歴史的資料の救済」と「震災関連資料の収集」を担当する。東日本大震災では、長岡市内に開設された避難所の掲示物や日誌等を収集・保存し、その整理を市民ボランティアと協働で取り組む。2014年、「長岡市災害復興文庫」を開設する。

松本  篤
NPO法人記録と表現とメディアのための組織(remo)メンバー。2005年より昭和30〜50年代にかけて家庭用に普及した「8ミリフィルム」を収集・公開し、鑑賞会や展覧会などで活用するプロジェクト「AHA!(アハ!)」の世話人を務める。また、東京大学大学院博士課程に所属し、「コミュニティ・アーカイブ」を研究する。

笠原  一人
京都工芸繊維大学助教。専門は近代建築史、建築保存再生論。2002年、震災や戦争などの記憶の伝え方を考える研究グループを立ち上げる。2005年、阪神・淡路大震災の記憶の伝え方を提起する展覧会「someday, for somebody いつかのだれかに 阪神大震災・記憶の<分有>のためのミュージアム構想|展」を行う。編著に『記憶表現論』(昭和堂)ほか。

佐藤  正実
NPO法人20世紀アーカイブ仙台 副理事長。大正・昭和の先人たちが残した写真・絵葉書・古地図などの地域資料を収集・保存する。東日本大震災以後は市民が撮影した写真を募り、展示や記録集発刊、語る場づくりなどアーカイブの利活用を企画。2013年より仙台市と協働で沿岸部ツアーを行う。2011年からわすれン!に参加。

北野  央
せんだいメディアテーク 企画・活動支援室主事。2011年から「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(略称:わすれン!)を担当し、「レコーディング イン プログレス−3がつ11にちをわすれないためにセンター活動報告展-」(2015年)を開催。東日本大震災を含む地域文化の記録活動のサポートと利活用の場づくりを主に担当する。

コーディネーター
佐藤  知久

京都文教大学准教授。専門は文化人類学。ニューヨークでHIVに感染した人たちがつくるコミュニティや社会運動や表現に関する研究を行う。その後、都市文化やメディアをテーマに国内外でフィールドワークを行う。2013年からわすれン!を研究対象に、震災後の個々人の記録活動と公共施設としてのプラットフォームのあり方についてヒアリングを行う。

グラフィックファシリテーション
近田  真美子

てつがくカフェ@せんだい。東北福祉大学講師。てつがくカフェのスタッフとして主に対話内容を整理するための板書(グラフィックファシリテーション)を行い、各地で哲学的対話実践の場を拓く。




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お問い合わせ_せんだいメディアテーク 企画・活動支援室
       仙台市青葉区春日町2-1/022-713-4483/office@smt.city.sendai.jp/www.smt.jp

主催_せんだいメディアテーク/3がつ11にちをわすれないためにセンター
助成_一般社団法人 地域創造

[公開日:2016年1月10日]
[更新日:2016年2月3日]

センターについて

せんだいメディアテークでは、市民、専門家、スタッフが協働し、東日本大震災とその復旧・復興のプロセスを独自に発信、記録していくプラットフォームとして「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(わすれン!)を開設しました。

3がつ11にちをわすれないためにセンター
(せんだいメディアテーク 企画・活動支援室内)

〒980-0821 宮城県仙台市青葉区春日町2-1

TEL 022-713-4483

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