「あなたの震災後の道のりを、自由な曲線で描いてみてください」
新潟県中越地震や東日本大震災の被災地において、「復興曲線」という手法を用いて個々人の復興過程についてインタビューをしてきた宮本匠さんとの協働企画。2025年3月の「星空と路」では、震災が起きた2011年3月から今までの道のりを書き込むシートを会場に設置し、来場した方に書いていただきました。
集まった道のり
これまでに集まったそれぞれの道のりをご紹介します。
PDF版はこちら
道のりシートの書き方
1.横軸に年を書き入れ、その時期の気持ちの変化を曲線で自由に描きます。
(時間軸の間隔は自由です。)
シートには、曲線を描くための軸が2本とつぶやきの欄が用意されています。
2軸のうち、横軸は2011年3月11日から今までの時間、縦軸は気持ちの変化の基準線です。
2.描いた曲線に、転機やできごとを書き込んでみてください。
シート裏面には曲線を描くための手がかりとなるいくつかの質問が用意されています。
何から書けば良いのか迷った時にお使いいただけます。
- ◯生活が落ち着いたのはいつ頃ですか?
- ◯いちばん気持ちが上がっていた時はいつですか?
- ◯いちばん気持ちが落ち込んでいた時はいつですか?
- ◯家、故郷、仕事、家族、健康、お金…などの状況は変わりましたか?
- ◯心の支えとなるものはありますか?
- ◯転機や区切りとなった出来事はありますか?
- ◯人との交流に変化はありましたか?
- ◯忙しさは変化しましたか?
- ◯変わったこと、変わらないことは何ですか?
このシートのPDFはこちらからダウンロードできます。(印刷はA3サイズ推奨)
書いたものを何らかの形で送っていただけたら、「わすれン!」のアーカイブに入れさせていただきます。
わすれン!資料室で見られます・書けます
これらの道のりは、メディアテーク2階の「わすれン!資料室」の窓際のテーブルでも見ることができます。
また、テーブルに置かれた白紙のシートに記入し、書き終えた紙を回収箱に入れていただくと、市民の記録として「わすれン!」のアーカイブに保存されます。
ご来館時にお時間がありましたら、お気軽にご参加ください。
[公開:2025年5月5日]