制作者コメント:
世界の中の小さな列島日本。そこで起った震災は、日本国外に暮らす人びとに何を問いかけたのでしょうか。在外日本人と日本に関わりを持ったフランス人から、震災直後そして現在に至る心境や「日本」への思い、考え、自らの行動について話してもらいました。あの震災から続いてきたそれぞれの現実に生きる、彼らと私が交わす会話の断片がここにあります。今なにを感じて、何を願うのか。そんな素朴な問いを共有しながら、それぞれの「日本」を訪ね歩きました。
監督:
Yako Kimura
収録:
68分
制作年:
2013—14年
撮影年月日・撮影地:
2013年8月23日—2013年10月21日(アメリカ カリフォルニア州サンディエゴ/フランス パリ、トゥールーズ、ナルボンヌ/イタリア ベネチア)
【視聴者のこえ】
・観る側の思考回路をフル回転させるような、刺激にあふれる中身でした。震災や原子力は大きなトピックである一方、それ以外の震災前から存在し続けている様々な格差や理不尽に、我々は果たして同じように目を向けてきたのか? ということを考えさせられます。(2014年3月上映会)
・日本のTV放送(制作番組)を通さない、国外の生の声をきいたのがはじめてだったので、その力強さにおどろいた。いつも国内で放送されているもの、政府を通して発せられるものが正しいと無意識に思ってしまっていることを痛感した。確かに日本人には透明な殻のようなものがあって、それを共有できない人々や越えてくる人々、現象には反感をもったり防御してしまうものだと思う。色々ショックを受けたり考えたりしてしまってまだまとめられないけれど、とても面白かった。思考のきっかけになると思った。(2014年3月上映会)
・たいへん面白く拝見しました(2014年3月上映会)
・震災の後何日も自分の体がゆれていました。3年経っても多くの人達がつらい思いで生活しております。何かの形で忘れないよう、助け合って行かなければなりません。(2014年3月上映会)
・心のさけびを問いかけている様な気がします。忘れてはならない。どんな形でも、天災はやって来ることを個々が考えてみる必要性がある事を考えさせられました。(2014年3月上映会)
・中味の濃い映画上映、素晴らしかった。外国からの日本を見る事ができ面白かった。(2014年3月上映会)
・震災を通して、これからの日本として課題の多くをとらえ、困惑しました。映画を見た後の感想等の会話があるともっと良かった。(2014年3月上映会)
・前回のアンテレッセは人々の反応、対応が見え、今回は既に持ってる思想との違和感が冷静に語られ、とても興味深く、ノートをとりたかった。日本が愛されていることが伝わる作品。(2014年3月上映会)
・外国人の考え方に、自分が情けない思いになりました。すばらしかったです。(2014年3月上映会)
本作品は、せんだいメディアテーク2階の映像音響ライブラリーにて、貸出・視聴サービスをご利用いただけます。DVDの貸出状況のご確認には、仙台市図書館ウェブサイトの資料検索をご利用ください。
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