被害の大小に関わらず、4年近くを経ても、震災について語ることが困難な人も多くいます。
震災後、地元の東北に戻ったノイズミュージシャンが、音楽活動を通して、震災に向き合おうとする姿が記録されています。また、東北のDJたちがプレイするインターネット放送「うぶこえストリーム」では、最後の曲をレクイエム(鎮魂歌)として選曲していました。関西を拠点とするダンサーは、震災前から一緒に踊っていた仙台在住の人と再び身体そのものによる対話を試みます。
これらの記録や放送は、ことば以外で伝えることの意味を改めて気づかせてくれます。
「3がつ11にちをわすれないためにセンター活動報告冊子(2015年2月発行 )」
「ことばにならない(p74-75)」の解説より