仙台では、14時46分から3回大きく揺れ、せんだいメディアテークでは、その2回目の揺れで停電になりました。後になって、本震からの数分間に体感した揺れの回数や、停電したかどうかが場所によって異なることを知りました。非常用の発電機を備えた場所以外は電気が使えません。
やがて夕暮れ時を迎え、あたりは闇に覆われていきます。外に出ると、車のヘッドライト、携帯電話のパネルライト、懐中電灯やろうそくなど、まちには心許ない光しかなく、人や自転車とぶつかりそうになりながら歩きました。
歩き疲れて足を止め、ふと見上げると、これまで仙台では見たことがないような星空がひろがっていました。
「3がつ11にちをわすれないためにセンター活動報告冊子(2015年2月発行 )」
「星空(p28-29)」の解説より