2011年3月11日14時46分、地震発生。来館者、職員約300人が緊急避難、けが人等なし。
落ち着いたところで、手分けして被害状況および危険箇所を確認。立ち入り禁止区域を表示しパーティションを設置。
【参考映像】当日の揺れの映像
〈1階:メディアテーク外周〉
定禅寺通に面した1階の大扉(南面大型開口)が壊れ、完全には閉められない状態になった。
〈1階:オープンスクエア〉
3月12日にメディアテーク開館10周年記念シンポジウム『メディアテークから、未来を語る』の開催を控え準備を進めていた折の災害だった。外周の大扉に被害が出た1階だが、オープンスクエアの椅子は整然と並べられた状態のまま、ほとんど動いていなかった。
【参考映像】わすれン!ストーリーズ005 せんだいメディアテーク 警備員
〈2階:情報ライブラリ〉
CD、DVDなどの視聴覚資料も棚から落下し、散乱した。
〈2階:仙台市民図書館/児童書ルーム、おはなしのへや〉
子ども向けの図書を集めた「児童書ルーム」や、その奥の絵本読み聞かせなどに利用されていた「おはなしのへや」でも児童書や絵本等が落下・散乱するなどした。
撮影:仙台市民図書館スタッフ
撮影:仙台市民図書館スタッフ
〈3・4階:仙台市民図書館〉
南面(定禅寺通り側)の大ガラス1枚が破損。本棚の図書資料も多くが落下し、足の踏み場もない状態になった。
撮影:仙台市民図書館スタッフ
撮影:仙台市民図書館スタッフ
【参考記事】市民図書館の震災の様子
〈5・6階:ギャラリー〉
『せんだいデザインリーグ2011 卒業設定日本一決定戦』の出品作品展が開催されていたが、展示物は散乱。トイレの天井が落下。
〈7階:スタジオ〉
南側(定禅寺通り側)エリアの天井が落下。全館の中では最も被害が大きかった。
〈屋上〉
屋上ではダクトが外れていた。3月12日の屋上からは、SS30(仙台市中心部のランドマーク的オフィスビル)のアンテナ破損の様子や、仙台港の製油所火災の黒煙が見えた。
※撮影者名の記載がないものは、すべてせんだいメディアテークスタッフ撮影。
【参考映像】東日本大震災 せんだいメディアテーク被災状況
【参考記事】
仙台市民図書館の被災の様子 ー 当日から再開まで(1)
せんだいメディアテーク 再開へのあゆみ(1)
せんだいメディアテーク 再開へのあゆみ(その後)