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雄勝の道ゆき2「峠の向こう、遅れる復興」

峠となぎさの道ゆき




しかし、その様子も東日本大震災で一変してしまいました。


中心部は壊滅し、美しい街並みは根こそぎ姿を消してしまいました。総合支所(旧町役場)も被災し解体移転、まちのシンボルだった雄勝硯伝統産業会館も更地になりました。無論、復興計画が立案され新たなまちづくりが始まったのですが、中心部の高台移転を中心とした工事は、防潮堤の建設工事とともに大幅に遅れます。

解体を待つ雄勝総合庁舎(旧町役場)

解体される雄勝硯伝統産業会館






その間に人口流出が深刻化。被災前には1647世帯4,366人(2010年9月30日現在)いた住民は、617世帯1,207人(2020年2月6日現在)にまで激減しました。同じ石巻市でもその中心部や新たな整備が進む蛇田地区の状況などと比較すると、その差は私から見れば歴然にすぎます。典型的な三陸のまちなみとしての雄勝は、典型的な復興の遅れを示すまちになってしまいました。

2013年7月
2017年5月


2019年11月防潮堤はまだ完成せず水門は被災したまま


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