2011年5月中旬に完成した、福田町南一丁目公園(仙台市宮城野区)のプレハブ仮設住宅(建設期間:4月26日〜5月20日)。62戸が建設され、ピーク時は49世帯が入居していた。
入居開始から約3年後、2014年5月の仮設住宅の風景を記録した。
建築家の伊東豊雄氏が提案する集会施設「みんなの家」が、熊本県の支援により、2011年10月に仮設住宅の団地内に設置された。
この仮設住宅団地は2016年10月下旬から解体工事が始まり、翌2017年3月までに撤去が完了した。
2023年8月現在、この場所は公園として利用されている。
ここに避難していた方の約7割が、震災前に宮城野区の新浜地区に住んでいたことから、「みんなの家」は2017年4月、新浜地区に移転された。
《参考》
『東日本大震災 仙台市 震災記録誌〜発災から1年間の活動記録〜』仙台市復興事業局震災復興室(2013年)
「応急仮設住宅入居状況(令和4年5月1日時点)」仙台市健康福祉局社会課(2022年)
「市内のプレハブ仮設住宅の解体工事を開始します(発表資料)」仙台市健康福祉局仮設住宅室(2016年)
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