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『なみのこえ』が「山形国際ドキュメンタリー映画祭2013」のインターナショナル・コンペティション部門に選出されました。

酒井耕さん(わすれン!参加者)/濱口竜介さん(わすれン!参加者)監督作品

2013年10月10日(木)から始まる「山形国際ドキュメンタリー映画祭2013」のインターナショナル・コンペティション部門上映作品に、わすれン!参加者の酒井耕さん/濱口竜介さんの監督作品が選ばれました。今年の同部門には117の国や地域から1153作品が寄せられ、その中から選ばれた15作品のうちの1作として、酒井耕さん/濱口竜介さんの『なみのこえ』が上映されます。

東京で映画を製作していた酒井さん濱口さんは、震災後、沿岸部で津波被害に遭った人びとの「対話」をテーマに記録映画を撮り始めます。やがて、沿岸部の人々だけでなく、宮城県の民話の語り部を訪ね、その「聞き語り」の様子をも映像化していくようになりました。そうして完成したのが『なみのおと』『なみのこえ』『うたうひと』の東北口承記録映画3部作です。せんだいメディアテークでは2013年6月開催の「民話 声の図書室—民話の深い森に分け入って—」等でも、この3部作が上映されています。
今回の映画祭では、3部作中の第2弾『なみのこえ(YIDFF特別版)』に加え、「日本プログラム」部門にて第3弾の『うたうひと』も上映されます。

『なみのこえ(YIDFF特別版)』


『うたうひと』

《上映予定スケジュール》
インターナショナル・コンペティション部門
『なみのこえ(YIDFF特別版)』
作品概要:宮城県気仙沼市と福島県新地町に暮らす人びとに、被災当時の話、そしてそれまで/これからの暮らしを語っていただきました。一人ひとりのパーソナルな声から、街の全体像と未来が浮かび上がっていきます。東北口承記録映画3部作の第2作。
2013年10月12日(土) 16:30から 山形市中央公民館6F
2013年10月14日(月・祝) 14:30から 山形市民会館大ホール

日本プログラム
『うたうひと』
作品概要:東北地方伝承の民話語りの記録である。親しい「語り/聞き」の空間で、語り手たちは、先祖たちの厳しい暮らしや残酷な現実の中から生まれた「もうひとつの世界」として民話の登場人物を活き活きと甦らせる。東北口承記録映画3部作の第3作。
2013年10月13日(日) 10:00から フォーラム山形(シアター3)
2013年10月14日(月・祝) 18:50から フォーラム山形(シアター4)

※スケジュールは変更になる場合もあります。映画祭の詳細は公式HPをご参照ください。
【公式HP】http://www.yidff.jp/2013/2013.html

《上記3部作の制作ミーティングの模様が視聴できます》
わすれン!ウェブサイト上にて、酒井耕さん、濱口竜介さん、そして時にはゲストも交え、上記3部作の制作ミーティングの模様がユーストリーム配信されていました(全21回)。このユーストリーム番組『かたログ』のバックナンバー視聴はこちらから。

《今回、わすれン!参加者の監督作品がほかにも!》
同映画祭では、わすれン!参加者である高野裕之さん(『仙台の下水道災害復旧』)と鈴尾啓太さん(『沿岸部の風景』)の監督作品も上映されます。詳しくはこちら

センターについて

せんだいメディアテークでは、市民、専門家、スタッフが協働し、東日本大震災とその復旧・復興のプロセスを独自に発信、記録していくプラットフォームとして「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(わすれン!)を開設しました。

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