震災当時、仙台市立木町通小学校の佐藤先生は5年生の担任でした。帰りの会を行っている最中に地震が起こり、教室の床が揺れ始めたと言います。その後、児童は自分の家族と一緒に帰宅することになりましたが、停電が起こり、電車や信号がストップしている状況だったので、児童全員が帰宅できたのは夜8時過ぎのことでした。 それから小学校は避難所となり、多い時には1000人ほどの避難者を受け入れていました。たくさんの人がボランティアや応援に来て、足りない食料や物資を支援してくれました。
佐藤先生は、木町通小で避難所生活を送った、ある女性から感謝の手紙を受け取り、それを今も大事にしています。
「皆さんも、誰かのために役立ったことをうれしいと感じられるようになってもらえたらいいなと思います」と取材をした子どもたちに話してくれました。
制作:
仙台市立木町通小学校・木町の3.11実行委員会2013
協力:
せんだいメディアテーク・3がつ11にちをわすれないためにセンター
取材日:
2013年10月24日
[取材をした5・6年生がまとめたこと]
■伝えたいこと
・自分のことも大切だけど、時には自分のことよりも人のために行動することも大切だと思います。また木町通小学校にも被害があったけれど、たくさんの人のおかげで安心して暮らせていることに感謝していきたいです。
▷木町の3・11とは
仙台市立木町通小学校では、せんだいメディアテークと連携し、2008年から映像制作を授業に取り入れています。この「木町の3.11」は、木町通小学校の子どもたちが、震災当時の様子や、それぞれの想いをテーマに地域の人びとへインタビューを行い、デジタルカメラの動画機能で記録したものです。
この活動やその他の映像については、 [いんでっくす]ページもご覧ください。
この映像は、わすれン!DVD Vol.40『木町の3.11 —ふるさとへの想い—』として、せんだいメディアテーク 2階 映像音響ライブラリー/視聴覚教材ライブラリーにて、貸出・視聴サービスをご利用になれます。
DVDの貸出状況のご確認には、仙台市図書館ウェブサイトの資料検索をご利用ください。