ごうけいほうもんしゃすう

震災前と後の風景〈貞山堀〉

2007年11月若林区藤塚
2013年7月若林区藤塚

(A)2007年11月17日/(B)2013年7月16日 仙台市若林区藤塚

藤塚の集落にある船溜。
後方の橋は津波で大きな被害を受けた仙台・亘理自転車道の専用橋跡。



2010年6月名取市閖上
2013年7月名取市閖上

(A)2010年6月6日/(B)2013年7月16日 名取市閖上

閖上側貞山掘入口。
緑の豊かな岸辺は姿を消し、流れの変わった河口では右手・海から砂州が延びてきている。



2006年11月名取市閖上
2013年7月名取市閖上
2015年9月名取市閖上

(A)2006年11月12日/(B)2013年7月16日/(C)2015年9月2日 名取市閖上

閖上の街を貫いていた貞山運河。
上の写真、奥に見えるアーチ状の橋は昭和3年に竣工した「開運橋(註1)」で、名取市の登録有形文化財だったが、被災後は跡形なく消え去った。

註1:橋長30.72メートル、幅員3.3メートルの鉄筋コンクリート造りで、名取市内唯一のアーチ橋だった。昭和53年6月の宮城沖地震で一部床盤が陥落したことにより、車両の通行が禁止され、歩道橋としてのみ利用されていた。



2010年6月名取市閖上
2013年7月名取市閖上

(A)2010年6月6日/(B)2013年7月16日 名取市閖上

開運橋付近の貞山運河には、多くの小型漁船が並んでいた。ここもまた、江戸時代からの「五十集(いさば)(註2)」の雰囲気をす河岸だった。

註2:魚市場や魚商などの意味。

 

[2014年4月14日公開]
[2017年3月10日更新]

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