道のりシート 〜曲線から浮かび上がる一人ひとりの“復興”〜

「あなたの震災後の道のりを、自由な曲線で描いてみてください」

新潟県中越地震や東日本大震災の被災地において、「復興曲線」という手法を用いて個々人の復興過程についてインタビューをしてきた宮本匠さんとの協働企画。2025年3月からの「星空と路」では、震災が起きた2011年3月から今までの道のりを書き込むシートを会場に設置し、来場した方に書いていただきました。

集まった道のり

これまでに集まったそれぞれの道のりをご紹介します。

01. 46歳・仙台市・PTA職員 → 60歳・仙台市・親の会会員

 

02. 46歳・石巻市・中学教員 → 61歳・石巻市・大川伝承の会

 

03. 43歳・仙台市・会社員 → 57歳・仙台市・無職

 

04. 5歳・盛岡市・保育園児 → 18歳・山形市・大学生

 

05. 7歳・東京都・小学生 → 21歳・東京都・大学生

 

06. 9歳・大阪府・小学生 → 23歳・仙台市・大学院生

 

07. 16歳・大阪府・高校生 → 30歳・東京都・会社員

 

08. 25歳・いわき市, 郡山市・図書館職員 → 38歳・福島,郡山市・パート

 

09. 1歳・仙台市・赤ちゃん → 15歳・仙台市・高校生

 

10. 9歳・仙台市・小学生 → 23歳・仙台市・専門学生

 

11. 22歳・双葉郡・団体職員(非正規)→ 37歳・双葉郡・別の団体職員(正規)

 

12. 21歳・埼玉県・大学生 → 35歳・千葉県・スタートアップ マネージャー

202551日現在、計12枚)

PDF版はこちら

道のりシートの書き方

1.横軸に年を書き入れ、その時期の気持ちの変化を曲線で自由に描きます。
(時間軸の間隔は自由です。)

 シートには、曲線を描くための軸が2本とつぶやきの欄が用意されています。
 2軸のうち、横軸は2011311日から今までの時間、縦軸は気持ちの変化の基準線です。

2.描いた曲線に、転機やできごとを書き込んでみてください。

 シート裏面には曲線を描くための手がかりとなるいくつかの質問が用意されています。
 何から書けば良いのか迷った時にお使いいただけます。

  •  ◯生活が落ち着いたのはいつ頃ですか?
  •  ◯いちばん気持ちが上がっていた時はいつですか?
  •  ◯いちばん気持ちが落ち込んでいた時はいつですか?
  •  ◯家、故郷、仕事、家族、健康、お金…などの状況は変わりましたか?
  •  ◯心の支えとなるものはありますか?
  •  ◯転機や区切りとなった出来事はありますか?
  •  ◯人との交流に変化はありましたか?
  •  ◯忙しさは変化しましたか?
  •  ◯変わったこと、変わらないことは何ですか?

このシートのPDFこちらからダウンロードできます。(印刷はA3サイズ推奨)
書いたものを何らかの形で送っていただけたら、「わすれン!」のアーカイブに入れさせていただきます。

 

わすれン!資料室で見られます・書けます

これらの道のりは、メディアテーク2階の「わすれン!資料室」の窓際のテーブルでも見ることができます。
また、テーブルに置かれた白紙のシートに記入し、書き終えた紙を回収箱に入れていただくと、市民の記録として「わすれン!」のアーカイブに保存されます。

ご来館時にお時間がありましたら、お気軽にご参加ください。

[公開:2025年5月5日]

センターについて

せんだいメディアテークでは、市民、専門家、スタッフが協働し、東日本大震災とその復旧・復興のプロセスを独自に発信、記録していくプラットフォームとして「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(わすれン!)を開設しました。

3がつ11にちをわすれないためにセンター
(せんだいメディアテーク 企画・活動支援室内)

〒980-0821 宮城県仙台市青葉区春日町2-1

TEL 022-713-4483

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