仙台市職員の自主的勉強会グループとして2010年に発足した団体・Team Sendai。東日本大震災後は、「災害エスノグラフィー」というヒアリングの手法を用い、仙台市職員の体験談の聞き取りや活用を行ってきました。2020年からは、市民へのヒアリングにも取り組んでいます。今回は、そのメンバーのひとりとして活動する、わすれン!参加者の柳谷理紗さんがお話を伺った今野均さんと佐藤豊さんの映像を紹介します。
***
定年退職後、近所の方に誘われて町内会役員になったという今野均さん。
これまで町に住む方々や行政の人々と連携しながら、「まちなか農園」の開設や「片平地区平成風土記」の編纂をはじめ、地域が抱えるさまざまな課題の解決とコミュニティの活性化に尽力されてきました。
東日本大震災発災時には、町内会長および片平地区連合町内会の会長として避難所対応にあたったという今野さんに、震災から10年を迎えようとする2020年11月、震災当時のこと、まちづくりのこれからについてお話を聞きました。
映像概要
0:00:50 町内会役員になったきっかけ 自主防災組織の立ち上げを目指す
0:04:32 「まちなか農園」をつくる
0:08:41 「片平地区平成風土記」の編纂と、まちづくり準備委員会の設置
0:11:38 発災直後のこと
0:13:01 指定避難所の片平丁小学校へ
0:14:58 災害対策本部の設置 情報の集約と対応
0:21:20 単位町内会での対応、学生と自宅片付けの支援にあたる
0:26:04 震災の経験と教訓をまとめる、活かす
0:34:05 まちづくりのこれから 次世代への引き継ぎ
▶ショートバージョン(20分版)はこちら
東日本大震災エスノグラフィーヒアリング
仙台市青葉区片平地区
花壇大手町町内会 会長 今野均さん インタビュー
日時:2020年11月22日 9:00-12:00
場所:大手町新和会集会所(宮城県仙台市青葉区大手町7-5)
制作:Team Sendai/2021年3月
聞き手:柳谷理紗
撮影:Team Sendai
編集:相原洋
収録時間:38分25秒
調査実施主体:Team Sendai
調査協力:片平地区まちづくり会、東北大学災害科学国際研究所
<2021年7月9日記事作成>