展覧会概要 展示会場の様子と来場者の感想
展覧会「震災と暮らし震災と暮らし − 震災遺産と人びとの記録からふりかえる −」
会期:2016年12月20日(火)ー25日(日)
会場:せんだいメディアテーク 1f オープンスクエア
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展示会場の様子と来場者の感想
写真撮影:小岩勉
Photographer: Tsutomu Koiwa
展示全体に対する感想
▷ ”除染作業中”ののぼり、黒い巨大な袋。こういう展示物は是非全国の人たちに知ってもらいたいです。いまだに福島県産の農作物を買い控えるような流れをどうすれば変えていくことができるのか。私たち一人一人が、じぶんのあたまのなかで、思いを巡らせることが必要だと痛感させられました。(40代、仙台市青葉区)
▷ 実物のもつ迫力に圧倒された。また仙台はじめ他地域と福島とのギャップにも改めて驚いた。こうした記録と発信のための市民活動が政府や市民自体によって十分に支援され、息長く継続されることを願います。(50代、仙台市泉区)
▷ 震災当時、宮城にいなかったので、宮城の被災状況やメディアテークの態様を写真などの記録からみて衝撃的だった。知らないことが多く、今回それを知ることができてよかった。また、福島の浜通り地方の津波の被害を物語る遺産も数多く展示されており、当時の状況を視覚を超えて三次元的に見られる展示が印象的だった。(20代、仙台市泉区)
▷ 震災から6年目、家には損害がなかったものの、ライフラインがとだえ一週間苦労した記憶が日に日に薄らいできております。昭和53年の時も経験しましたが、小さかったので、今回の方が鮮明に残っております、忘れてはいけないことだと思います。特に、みんなで助け合って生きたことは、生涯残していきたいものです。また、福島の原発災害は、情報として知ってはおりましたが、警察車両の写真等、改めて災害の恐ろしさを知りました。これからも、このような企画を発信していただきたいと思います。(仙台市青葉区)
トークに対する感想
▷ 赤坂先生の震災に対して何ができるかを考えた人は立ち止まって何もできない。なにをするのかというのが印象的であった。私も震災後に転入してきたが、何かできないかと思っていた。そうではなく、今ここに生きることも何かをしてきたことになるのではないか。私が感じたことを共有できる媒体とつながっていく事も一つきっかけではないだろうか。(30代、仙台市泉区)
▷ 福島県立博物館やせんだいメディアテークでの実践とそれにまつわる試行錯誤、非常に、非常に共感を覚えました。また、小原さんの静かな語りから紡ぎ出される増山さんのお話に、とても心が動かされました。単なる感動とかではなく。(30代、東京都)
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