「いまこそ、風化を目標にかかげるときだ。忘れることがよいことをもたらすのなら果敢にものごとを忘れよう」(『風化術』)東日本大震災の罹災をつたえる「語り部」を記録する。罹災とは、直接的な被害にかぎらず、二次被害もふくめる。記録のための記録ではなく、復興のための記録を完遂する。