2011年10月22日に行われた「れきみん秋まつり2011」。
そこで披露された雄勝法印神楽の模様。
仙台市宮城野区の榴岡公園。当日は雨ということもあり、舞台は庇の下に作られた。
せんだい演劇工房10-BOXの八巻寿文氏の挨拶。雨天にもかかわらず大勢の観客が訪れた。
仙台高等専門学校建築デザイン学科准教授の坂口大洋氏より雄勝法印神楽保存会会長代行の伊藤博夫氏へ目録が渡された。
「道祖」がはじまった。猿田彦命の物語だという。
猿田彦命が米を捲く。
刀を抜いての舞。
「日本武尊」が始まった。
太鼓が二人、笛が一人という演奏だ。
(偽者の)岩長姫の舞。
天の叢雲の剣を持ち去る岩永姫。
日本武尊が登場。剣が持ち去られたことを知って憤怒する。
岩長姫に化けていた悪鬼が正体をあらわす。
激しい戦いが始まった。両者は幣で打ち合う。
悪鬼が地上に降りた。
悪鬼がぼろぼろになった幣をうち捨て、抜刀する。応えるように日本武尊も刀を抜いた。
戦いの末、悪鬼は退治されて剣は日本武尊のもとに戻った。
二本の刀を用いた勝利の舞で、この演目は終わる。
取材協力
雄勝法印神楽保存会、せんだい演劇工房10-BOX、雄勝法印神楽再生実行委員会、東建設株式会社、仙台高専建築デザイン学科坂口研究室、えずこ芸術のまち創造実行委員会、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)、仙台市歴史民俗資料館