せんだいメディアテークは、美術・映像文化の活動拠点であると同時に、ライブラリーも包含する複合施設です。東日本大震災では、2〜4階の仙台市民図書館や2階の情報ライブラリーも被害を受けました。それらが再開するまでの記録(2)です。
※この記事は、震災当時、復旧状況の情報発信をしていた特設ウェブサイトを基に構成しました。
■4月7日
〈西側臨時駐車場〉
せんだいメディアテーク西側駐車場において、移動図書館車による臨時窓口開設の準備を進める。
〈1階:図書返却ポスト〉
図書返却ポストには、しばらく休館すること、図書館再開後に資料を返却しても延滞扱いにならないことなどを伝える告知が貼り出された。
■4月8日
〈3・4階:仙台市民図書館〉
4月7日の深夜23時32分ごろ、震度6弱(仙台市青葉区)という4月以降最大の余震発生。8割ほど本棚へ戻した本が、また落下。
■4月10日
〈西側臨時駐車場〉
市民図書館では当初、移動図書館車による臨時窓口(西側臨時駐車場にて)を4月8日から開設すべく準備していた。しかし、7日深夜の余震(震度6弱)により、図書資料等の大量散乱が再度生じたため、計画を1日延期し、翌9日から貸出や返却等のサービスを再開することとなった。写真は4月10日の様子。
■5月3日 仙台市民図書館館内運営再開
復旧作業を経て、せんだいメディアテークの1階〜4階が部分開館されるのにともない、図書館も館内での運営を再開した。1階オープンスクエアでは、本の展示や絵本作家による読み聞かせなどのイベント「歩きだすために」を行った。
【参考映像】東日本大震災 せんだいメディアテーク被災状況
【参考記事】
せんだいメディアテーク被害状況
せんだいメディアテーク 再開へのあゆみ(1)(2)
せんだいメディアテーク 再開へのあゆみ(その後)