ごうけいほうもんしゃすう

3月12日はじまりのごはん/食事風景 39「俺の部屋だけ、何日過っても電気が付かない。考えてみたら未払いで止められていたのだ。涙が出た。」

NPO法人20世紀アーカイブ仙台 & わすれン!協働企画

 

この記事は、「3月12日はじまりのごはん」の展示期間中に来場者が貼ったふせんやパネルの様子を紹介するものです。展示された各パネルの概要は[いんでっくす]ページをご覧ください。

▼「3月12日はじまりのごはん」とは
▼ふせんのコメントについて



[2014年秋]展示パネル

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[2014年秋]展示概要

期間:2014年10月1日〜11月16日
会場:せんだいメディアテーク




[2015年春]展示パネル

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   ※[2014年秋]展示時のふせんが付いたパネルに、来場者がコメントを書き足したものです。
   ※英語で書かれたふせんは、矢印の先にある日本語のふせんを英訳したものです。

 

[2015年春]展示の様子
期間:2015年2月20日〜3月18日
会場:せんだいメディアテーク

 

[パネルに寄せられた来場者のコメント]
写真の内容や場所に直接関係のないコメントもあります。

▷電気が来たのは6〜7月。3/13ころから来た友人は細々つけてた。そのとなりは光々とついてた。気を使いあうことを学んだ。

▷ろうそくを灯して家族で夜を過ごす。震災後はとにかくみんなしゃべった。不安だったからなおさら話をしたのかも。

▷電気が通ったのは3/17、家族でバンザイして喜びました。その日は朝までぐっすり寝ました。

▷市郊外にある某ファストフード店の駐車場にいたら、店員さんが(本来商品である)バンズをくれました。3.11の夜ゴハンはそれでした。あの店員さん元気かな。ありがとう!

▷何を食べたかは忘れました。ただ、3月11日の夜、真っ暗なリビングにろうそくを灯し、家族とごはんを食べた光景がよみがえってきました。写真集を買おう! 忘れちゃうから、形を手元に置いておこう!と思う。 10/9 13:00

▷まっ暗な避難所。ろうそくの明りが不安げな人たちを照らしていた。ラジオで伝えられる原発事故のニュースに、いったい何が起きたのか全く分からなかった。(東松島)

▷あの日私たちタイタニックに取りのこされた人々みたいだった。

▷息子が一番町で生の豚肉を買って来てくれたので夜すき焼きを食べました。豆腐等は3時間並んで購入。最高の味でした。

▷3/12 パパと家に帰ってきてかい中電灯ですごしました。水は出たので良かったです。地しんへの対策をしていきたいです。

▷俺の部屋だけ、何日過っても電気が付かない。考えてみたら未払いで止められていたのだ。涙が出た。
My room alone still didn't have power, but I realized that it was be cause I'd forgetten to pay my bill… I cried.

▷↑ドンマイ
Don't mind.

▷↑(泣き顔のイラスト記載あり)

▷↑(笑)

▷その後電気料金は払ったの?↑

▷水道料金やガスは止められていたのか? 気になりますぅ!!↑

▷おべんとうやさんの白ごはんとつけもの。あったかくて泣いた。

▷高令者夫婦なので買おきで腹を減らす事もなかった ただ水には苦労した

 

ふせんのコメントについて
この展示には、仙台市内はもとより、沿岸部・内陸部、宮城県内外、国内・海外を問わず、大人から子どもまで、さまざまな立場の方々が来場され、展示された震災時の写真から想起したことを、ふせんに書いてくださいました。ここでは、その寄せられたコメントの原文を、そのまま掲載しています。なお、灰色の英文は日本語のコメントを翻訳したものです。





[基になった写真]

「停電のためローソクの下で」*

2011年3月11日笹崎久美子さん

2011年3月11日 宮城県仙台市太白区 自宅
記録:笹崎久美子さん

*出典:写真集「3.11キヲクのキロク—市民が撮った3.11大震災 記憶の記録—」
発行・提供:NPO法人20世紀アーカイブ仙台


この写真の記録者のエピソードは、次のリンクからお読みいただけます。
【しゃしんときじ】震災の最中にいる人ほど情報が分からないと痛感

 

「3月12日はじまりのごはん」とは
炊き出し、買い物、食卓の風景など、震災時の「ごはん」にまつわる写真を展示し、それらの写真を見て思い出したことや当時の暮らしぶりなどを、来場者に自由にふせん紙に書いてもらう参加型展示です。この展示は、NPO法人20世紀アーカイブ仙台と3がつ11にちをわすれないためにセンター(わすれン!)が協働で企画しました。
展示された各パネルの概要や利活用事例等は[いんでっくす]ページをご覧ください。

 

センターについて

せんだいメディアテークでは、市民、専門家、スタッフが協働し、東日本大震災とその復旧・復興のプロセスを独自に発信、記録していくプラットフォームとして「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(わすれン!)を開設しました。

3がつ11にちをわすれないためにセンター
(せんだいメディアテーク 企画・活動支援室内)

〒980-0821 宮城県仙台市青葉区春日町2-1

TEL 022-713-4483

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