明日への経路を見つけるための小さなヒントの研究所。 海岸から約700mの場所に位置する荒浜小学校。 地震発生から津波が到達するまで、実際は70分ほどあったそうですが、その時はあっという間に津波が押し寄せてきたように感じました。目に映る光景があまりにも衝撃的で、非常サイレンの音もまったく耳に入りませんでした。予想以上の津波の高さに、屋上まで避難していた子供たちと住民の方々。 周囲が真っ暗な中、石油タンクが爆発した炎だけが見え、子供たちがとても怖い思いをしたと思います。 校舎が倒れずに残ったおかげで、避難してきた方々の多くの命を守ることができました。校舎に対してほんとうに感謝しています。 【経路研究所とは】 3がつ11にちに、地震から津波が来るまでをどのように過ごしたか。そこからより高い場所へ避難し、救助されるまでを時系列で整理することで、津波に遭遇した方々の避難経路を研究するシリーズです。