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石巻市八幡町のカフェギャラリー 滞在2か月の記録

宮城県石巻市八幡町にあるカフェギャラリー『川べりの散歩道』に泥掃きのボランティアで訪れた壁画家の佐藤さん。津波によって壊れた建物の壁を、漆喰で塗り修復しました。ギャラリーが再開できるようになるまで、2ヶ月間の滞在中に撮影した街の記録です。

2011年9月9日 宮城県石巻市八幡町2丁目
元家具屋さんの取り壊しの跡の風景。建物の面影はない。

2011年9月9日 宮城県石巻市八幡町2丁目
石巻市八幡町にあるカフェギャラリー『川べりの散歩道』のすぐ隣にあったアパート。この時期には、津波被害にあった建物の取り壊しが急速に行われていて、ついこの間まで手前にも家屋があった。このアパートも今はもうない。

2011年9月9日 宮城県石巻市八幡町1丁目
ついこの間までの瓦礫や泥の風景がすっかり片づき、ガランとした住宅地。所々には家が建っていた形跡が生々しく残る。

2011年9月12日 宮城県石巻市中瀬3-18
石の森記念館近くの橋から見える海の風景。真ん中に写っている瓦礫の山までは歩いて30分ほどかかるが、遠くからでも異様に存在感のある山ができていた。

2011年9月23日 宮城県石巻市八幡町2丁目
滞在している間には、台風や雨や大潮の影響で地盤沈下した街が毎日夕方になるといたる所が冠水していた。暗くなっても街に響く水の流れる音は、どこか不気味だった。

2011年9月23日 宮城県石巻市八幡町2丁目
家屋跡地が冠水している風景。

2011年9月23日 宮城県石巻市八幡町2丁目
道路も容赦なく冠水していた。毎日夕方になると通れない道ができていた。

2011年9月23日 宮城県石巻市八幡町2丁目
すぐ海に通じている大きな川は、以前のフェンスを乗り越え岸のぎりぎりまで迫っていた。地盤沈下の影響だと思われる。

2011年9月23日 宮城県石巻市八幡町2丁目
冒頭にでてきたアパートの取り壊しの風景。建物の面影はない。約半日でこの状態になっていた。

2011年9月23日 宮城県石巻市八幡町2丁目
アパート取り壊し風景。

センターについて

せんだいメディアテークでは、市民、専門家、スタッフが協働し、東日本大震災とその復旧・復興のプロセスを独自に発信、記録していくプラットフォームとして「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(わすれン!)を開設しました。

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