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星空と路 —3がつ11にちをわすれないために—(2022)

あの日の星空と、そこから歩んできた11年を振り返る

せんだいメディアテークは201153日、東日本大震災による甚大な影響に対し、ともに向き合い考え、復興への長い道のりを歩きだすために「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(略称:わすれン!)を開設しました。
「わすれン!」には、市民、専門家、アーティストなどさまざまな立場の人びとが参加し、ともに震災にまつわる事柄を記録し、発信しています。
この「星空と路」は、センターの参加者による記録を紹介する展示や上映会、そしてこれまでに寄せられた記録の利活用の試みの場として、毎年3月に開催しています。個々のまなざしがとらえた記録を通して、これまでの道のりとこれからの歩みを考える時間を過ごすことができればと思います。

▶︎▶︎▶︎開催概要
会場:せんだいメディアテーク
入場無料・申込不要

[展示]
3月9日(水)〜3月13日(日)10:00-18:00 1f オープンスクエア
3月15日(火)〜4月24日(日)9:00-22:00 7f スタジオa
*3月24日(木)はお休み

[上映]
3月12日(土)・3月13日(日) 7f スタジオシアター
*スケジュール詳細は下記をご参照ください。

▶︎チラシをPDFで見る

主催・問い合わせ
せんだいメディアテーク企画・活動支援室
3がつ11にちをわすれないためにセンター
仙台市青葉区春日町2-1
TEL 022-713-4483 / FAX 022-713-4482

新型コロナウイルスへの対策について
体調が優れない方はご来館をお控えください
マスク着用、手指消毒、咳エチケットにご協力ください
入場人数を制限する場合があります
やむを得ず中止となる場合があります

以下はプログラム詳細

▶︎▶︎▶︎展示(市民によるプロジェクト)

■リアルふっこうボイス

10年分のまちの「こえ」を振り返る
震災後に復興まちづくりが進められてきた地域の方々にインタビューし、その「こえ」を配信するラジオ番組「リアルふっこうボイス」。全43回の配信で紹介してきた118人の「こえ」からは、わだかまりや戸惑い、葛藤などが見えてきます。復興の過程で、ともすれば有象無象(うぞうむぞう)として扱われてしまう「こえ」を改めて見つめ、これからのまちづくりを考えます。
記録:まちづくり部
3/13(日)公開収録・配信イベント「リアルふっこうボイス vol.44」開催(詳細下記

■参佰拾壱歩の道奥経(さんびゃくじゅういちほのみちのくきょう)

震災から4年後の歩行録
故郷・仙台が津波被害に見舞われつつも、なかなか足を運ぶことができなかった宙崎抽太郎さんは、2015年にようやくその地を訪れ、ただただ歩きながらビデオカメラを回しました。当事者とも非当事者とも言えない微妙な距離感のなか、関われなさや語れなさを乗り越える術として生まれた表現を、映像と文章で展示します。
記録:宙崎抽太郎

■日和山月報

閖上日和山からの定点撮影
名取市閖上の日和山から見える8方向の景色を、20115月から毎月撮影し続けてきた佐藤泰美さん。それらの定点観測写真960枚に加え、毎月のスナップ写真、そしてドローンの映像なども含めたスライドショーを展示します。
記録:佐藤泰美

■Project San-Eleven

今だから語れる学生たちの震災体験談
東北に思いを寄せる大学生・留学生たちが、震災当時小中学生だった同世代の体験談などを集めてきた「Project San-Eleven」。被災の度合いにかかわらず、さまざまな地域に住む若者たちが綴ったことばをまとめた冊子とともに、これまでの活動を振り返ります。
記録:Project San-Eleven

■ここにいた時は子どもだった

子どもたちの暮らしの痕跡
震災後、福島県浪江町や双葉町に通い続けてきた髙橋親夫さんは、人がいなくなったまちの風景の変化とともに、今なお残る子どもたちの暮らしの痕跡を写真に収めてきました。保育園の壁に飾られた子どもたちの絵など、かつての賑やかな時間を想像させる写真を展示します。
記録:髙橋親夫

■HOPE FOR project

想いを共有する場の舞台裏
現在は震災遺構となった荒浜小学校を拠点とし、地元小中学校の卒業生が中心となって毎年311日にイベントを行っている「HOPE FOR project」。花の種を入れた風船を飛ばす追悼企画や音楽ライブの開催など、元地域住民だけでなく、荒浜地区を想う人びとが集える場づくりに継続して取り組んできました。この舞台裏に関わってきた関係者の証言と、10年の記録映像を展示します。
記録:HOPE FOR project実行委員会
3/13(日)上映会開催(詳細下記

■Team Sendai

市民への災害エスノグラフィーヒアリング
仙台市職員の自主的勉強会グループ「Team Sendai」は、災害エスノグラフィーというヒアリングの手法を用い、震災の体験談の聞き取りや活用を行ってきました。今回はその中から仙台市青葉区片平地区の今野均さん、仙台市若林区荒浜地区の佐藤豊さんへのインタビュー映像を展示します。
記録:Team Sendai

▶︎▶︎▶︎展示(わすれン!企画のプロジェクト)

■ダイブわすれン!

わすれン!の記録資料の海に潜る
「ダイブわすれン!」は、わすれン!に寄せられてきた多種多様な記録資料の海に潜る=ダイブすることで、今後の資料の利活用を考えるあらたな取り組みです。このプロジェクトに参加する角尾宣信さん(映画研究者)、明貫紘子さん(キュレーター)、中村大地さん(作家・演出家)による鼎談映像や、関連資料を展示します。
3/12(土)上映会開催(詳細下記

宮城県沿岸部の定点観測写真

定点で見るまちの変化
震災後から続けてきた定点観測写真の撮影。宮城県沿岸部の気仙沼、石巻、女川、名取、仙台(荒浜小学校周辺、海岸公園冒険広場周辺)にて、2021年も撮影を行いました。区画整理やかさ上げ工事による風景の変化など、継続的な記録活動によって浮かび上がるまちの変化の記録を展示します。

3月12日はじまりのごはん−いつ、どこで、なにたべた?−

食から思い出す震災の記憶
3.11オモイデアーカイブとわすれン!による協働企画。時間が経ち、徐々に語られにくくなった震災について、当時の「食」にまつわる写真をきっかけに、来場者が当時の体験や想いを自由にふせんに書いていく参加型の試みです。

■わすれン!録音小屋

ふたりで震災の対話を残すプロジェクト
ふたりひと組で小部屋に入り、震災にまつわる話を録音する「わすれン!録音小屋」。これまでに録音された音声の一部を紹介します。同じ職場で被災した女性のお話や、震災を知らない子に母から伝えられたお話など、友人や家族という関係性の中で語られたことの記録です。

■アーカイヴィークル

震災記録に触れる移動式資料室
わすれン!にこれまで寄せられた震災記録をもとに制作した展示パネルやDVD、「わすれン!レコード」などが閲覧できる小さな移動式資料室。普段は2階の映像音響ライブラリーに設置されており、パネルやDVDはライブラリーで貸出しています。

 

▶︎▶︎▶︎上映
新たな取り組みの成果や制作物などの映像をゆっくり座ってご覧いただけます。
会場:7fスタジオシアター

■鼎談映像:ダイブわすれン!に参加して
3/12(土)10:3012:15

わすれン!の多種多様な記録資料の海に潜る=ダイブすることから、今後の資料の利活用を考える取り組み「ダイブわすれン!」。このプロジェクトに参加した角尾宣信さん(映画研究者)、明貫紘子さん(キュレーター)、中村大地さん(演出家)が、記録資料の海に潜って感じたこと、考えたこと、見えてきたものを語った鼎談映像です。
制作:3がつ11にちをわすれないためにセンター

■<参考上映>ある春のための上映会 —佐藤そのみ監督作品—(上映後トークあり)
3/12(土)13:00〜15:00

上映作品:
①春をかさねて(2019/劇映画/45分)
②あなたの瞳に話せたら(2019/ドキュメンタリー/29分)

 石巻市出身の佐藤そのみさんが、大学時代に大川地区で撮影した自主映画『春をかさねて』(震災直後の大川地区を舞台にしたフィクション)、『あなたの瞳に話せたら』(多くの犠牲を出した “石巻市立大川小学校事故”にまつわるドキュメンタリー)の2作品を上映します。
上映後のトークでは、制作の経緯や、記録と表現への向き合い方についてお話を伺います。
トークゲスト:佐藤そのみ、小森はるか(映像作家)

「ダイブわすれン!」セレクション
3/12(土)15:30〜18:30

上映作品
①15:35〜 過去を見直して、今を見つめる
     (杉本健二/2013/74分)
②16:55〜 連作 閖上録 アーカイブシリーズ(3)ダンサー・振付家
                      —個人の問題を越えて、何か多くの人と語り合っていく—
     (細谷修平/2012/33分)
③17:35〜  中世山城遺跡新井田館跡を震災復興中央区に変える過程のごく一部
     (中谷可奈/2014/21分)
④18:00〜 震災記録を見る、読む、囲む―『飯舘村に帰る』バリアフリー上映の記録―
      (バリアフリー対応版)
     (わすれン!/2021/30分)

 「ダイブわすれン!」プロジェクトに参加した3名が、これまでに発行された「わすれン!DVD99本の中からそれぞれ選んだ映像を上映します。

3月11日を荒浜で過ごす HOPE FOR project10
3/13(日)11:00-12:05

上映作品
①10 years of HOPE FOR project -behind the scenes-(19分)
②HOPE FOR project 2021 - 10years on, Special Session(44分/監督:梅田航)
ライブ映像出演: HUNGERGAGLE)、會田茂一、恒岡章、佐藤那美

現在は震災遺構となった荒浜小学校を拠点とし、毎年311日に皆が集える場を企画する「HOPE FOR project」の映像を2本上映します。1本目は、この舞台裏に関わってきた関係者へのインタビューと10年の記録。2本目は、震災から10年の日のために演奏された音楽ライブの映像です。
制作:HOPE FOR project実行委員会

▶︎▶︎▶︎配信
会場でもオンラインでも聞くことができる語り合いの場です。
会場:1fオープンスクエア

■リアルふっこうボイスvol.44 復興は「こえ」とどう向き合うか
3/13(日)14:00-16:00

復興において計画やまちをつくるための手段と化してきた声。震災後に一人ひとりが発した「こえ」にはどんな意味があったのか?どのようにして「こえ」は生まれるのか?「こえ」を復興まちづくりに活かすことはできるのか?これまでにインタビューした118人の「こえ」を、ゲストとともに振り返り、復興における「こえ」との向き合い方について考えます。
出演:豊嶋純一・苅谷智大・内海康也・田川浩司(まちづくり部)
ゲスト:佐藤知久(京都市立芸術大学 芸術資源研究センター教授/文化人類学)

まちづくり部のYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCmshwEHuVg2fphnTHA7sVPA

 

[2022年1月21日 公開]

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センターについて

せんだいメディアテークでは、市民、専門家、スタッフが協働し、東日本大震災とその復旧・復興のプロセスを独自に発信、記録していくプラットフォームとして「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(わすれン!)を開設しました。

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