ごうけいほうもんしゃすう

03 同僚の女性とのお話③

Bさんのお話(後半)

今回お話してくれたのは、同じ職場で働くAさんとBさん。
ふたりは会話の途中で、聞き手と話し手の役割を交代し、お互いの震災経験や考えなどたくさんのことを聞きあっています。 この記事では、Aさんが聞き手となり引き出された、Bさんのお話(後半)を紹介していきます(前半部分はこちら。Aさんのお話はこちらから)。

***

前半に引き続き、Bさんのお話の後半部分です。
「大切にしてきたものはありますか?」という質問から。そこでBさんは、「絆」や「友情」、「人間関係」といった言葉をあげています。震災時、電気が通った1週間後に携帯を充電して見ると、最近はご無沙汰していたような方々からたくさんの連絡が来ていました。そうしたメールの数々に、「あぁこうやって思いを寄せてくれるものなんだ」と人との関係にはっとさせられたと言います。このお話には、Aさんもうなずかれ、そうした繋がりを大切にしていきたいという風な話になりました。
次の質問では、「最近考えるようになったこと」という話題に移ります。そこでBさんから出たのは、「やっぱり冷静にはなれないなと思います」という言葉。震災を経て色々と知識を得たり、備えもしているけれど、やはりあのような事態が実際に起こったら「自信がない」と言うのです。そうした状況に同調するも、「でもあの時はどうしたっけ?」と思い出せるように考られたら良いなと口にするAさん。ふたりとも、実際は怖くてむずかしいかもしれないけど、最低限のことは備えておこうと、今でも小さい手回し懐中電灯やラジオを持ち歩いている話や、新しい防災グッズを買い直す話などが出てきました。続けて、そうしたことをちゃんと見直す日を設けたら良いのではないか?という提案も。普段何もないことが幸せだということを、しっかりと思い出せる日が必要なのかもしれません。

***

話し手:女性Bさん
聞き手:女性Aさん
このお話が録音された日:2019年3月13日


【わすれン!録音小屋とは】
当時のこと、そこからの暮らし、いまの気持ち。これまで聞けなかったこと、話したかったこと。あなたの家族や友人などに聞いてみませんか。話し手と聞き手のふたりひと組で、録音して残し、後世に伝えていくプロジェクトです。詳しくはこちら
*この記事は、録音されたお話をわすれン!スタッフが編集したものです。

<2019年11月30日記事作成>





月別アーカイブ

センターについて

せんだいメディアテークでは、市民、専門家、スタッフが協働し、東日本大震災とその復旧・復興のプロセスを独自に発信、記録していくプラットフォームとして「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(わすれン!)を開設しました。

詳しくはこちら
Copyright © 2020 sendai mediatheque. All rights reserved.